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2025/11/22 15:10

【素材について】
Saupili pearlでは、
"高品質なアクセサリーを、手に取りやすい価格帯で"ということを基準に、素材選びをしております。
また、デザイナー自身が金属アレルギーであることから、金属アレルギーがおこりにくい素材を使用しています。
以下、使用している素材についてご説明いたします。
⚪︎14kgf(14金ゴールドフィルド)

14kgとは、真鍮などの金属を芯として、熱と圧力で14金ゴールドを圧着したものです。
ゴールドを使ったアクセサリーパーツは、ソリッドゴールド(K)、ゴールドフィルド(KGF)、ゴールドメッキ(KGP)の3つにに分けることができます。
24Kが100%純金ですが、24Kは素材として柔らかいので、別の金属と混ぜ、強度を高めて、アクセサリーパーツに使います。
14Kや18Kなどの数字は、純金100%の"24"に対して、どれだけ金が含まれているかを表します。
数字が高いほど、金の割合が多いので、その分価格が高くなります。
純金は高価格なので、真珠と合わせると、お客様が"手に取りやすい価格"ではなくなってきます。
図の右側に記載した金メッキのパーツは、とてもリーズナブルで、数100円から仕入れることができます。
そのため、お手頃価格でアクセサリーをお届けできますが、私といたしましては、せっかくご購入いただいたアクセサリーが、数ヶ月でメッキが剥がれて本来の輝きを失ったりして、ガッカリして欲しくないという思いがあります。
そこで注目したいのが14kgfです。
14kgfは、金メッキと比較しても20〜30倍の厚みがあり、特殊な方法で圧着されているので、ほとんどゴールドが剥がれてくることなく長く変色せず愛用できるのが特徴です。
また、一般的にアレルギーを起こしやすい物質(ニッケル、クロム、マンガン、コバルト)の含有率は0.01%以下で、ほとんど含まれていないので、金属アレルギーも起こりにくい素材です。
14kgfは、100年以上前にアメリカで作られたアイテムもアンティークとして人気があり、次の世代にも受け継がれる事ができるジュエリーと言われています。
まさにSaupilipearlのご提供したい"高品質なアクセサリーを、手に取りやすい価格帯で"という思いにぴったりな素材です。
・サージカルステンレス(SUS316L)

サージカルステンレスは、医療用工具のメスやハサミ、ボディピアスにも使用されている素材です。
サビにくく、傷がつきにくい。そして、腐食や酸化・熱に強いという特性を持ちます。
また、金属アレルギーの原因である金属イオンが溶け出さないため、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。
価格も純金などよりもリーズナブルな上に、変色もしにくいので、アクセサリーを長く綺麗に使っていただきたい私としては、とても嬉しい素材です。
saupilipearlでは、リングや、チョーカーなど、カッコよく強いイメージを引き立てたいデザインに使用しています。
・silver925

シルバー925は、純銀92.5%に他の金属(銅やアルミニウムなど)を混ぜて、強度を高めた合金です。耐久性が高く、シルバーカラーがお好きなお客様に是非ご提供したいなと思い採用しております。
シルバーはくすみ、黒ずみが起こってしまう金属です。それを防ぐため、当ショップではsilver925にロジウムコーティング(ロジウムメッキ)を施しております。
コーティングをすることで、くすみ、黒ずみの原因となる硫化反応を防ぐことができます。
また、表面の硬度をあげ、傷をつきにくくし、白銀の美しい色に輝きを付加しています。
金属アレルギーも起こりにくい素材とされておりますが、ロジウム自体が希少であるため、価格は高騰しやすく、商品のお値段に影響する場合もございます。
saupilipearlでは、イヤーカフやリングなど、シルバーの美しさを保ちながら変色を防止したいアイテムに使用しております。
Saupiliの基礎金具は主に上記の素材のものを使用しております。
イヤリング金具については、14kgfがまだ流通しておらず、サージカルステンレスや、真鍮にニッケルフリーメッキを施したものなどを使用しています。変色を防ぐコーティングをしたりしておりますが、経年劣化した場合には金具交換いたしますので、ご安心くださいませ。
